こんにちは、
イイダです。
VEGAS Pro build636に更新すると、
「設定」が全て飛んでしまうから、
更新しない方が良いという内容の、
ネット情報を見つけました。
それなのに、
それなのに!
私はイイダさんの言うとおり、
VEGAS Pro19を、
build636に更新してしまいました!
どうしてくれるんですか!
私は大丈夫でしょうか?
リモートレッスンをしている受講生さんから、
このような質問をいただきました。
言っていることは正しいが、
貴方にとって効果的ではない!
リモートレッスンを行っているので、
イイダは貴方のPCと、
VEGAS Pro19のコンディションを知っています。
貴方は、
イイダが今までにご案内した、
VEGAS Pro19をより使いやすくするための、
カスタマイズ以外のことは行っていないですよね?
そうであるならば、
心配は要りませんので、
そのままbuild636をお使いいただいて、
全く問題ありません。
むしろ、
せっかくbuild636がでているのですから、
それを使わない方がもったいないです。
build636に更新すると、
今まで使っていたVEGAS Pro19の、
設定が飛んで、
初期状態に戻るのはその通りです。
ですので、
build636に更新すると、
設定が飛ぶということは、
正しいです。
しかしながら、
VEGAS Pro19を使っているときに、
貴方はどこの設定を変更されていますか?
イイダのレクチャーの通りに、
設定変更しているとしたら、
- 使いやすい画面レイアウト、
- エンベロープの色変更、
- 編集画面で表示されるアイコンの変更、
- 書出し時のお気に入りレンダリング設定、
上記4つ程でしょうか?
VEGAS Pro19 build636の更新で、
設定が飛ぶというのは、
VEGASの初期化と同じこと!
ところで、
イイダはいつも貴方に伝えていますよね?
編集中にVEGASの様子がおかしくなったら、
まず最初に試してみることは、
「VEGASの初期化」をしてねと。
VEGASの初期化とは、
インストールした直後の状態にすることです。
思い出しましたか~。
今までの貴方とのレッスンでも、
幾度かVEGASの初期化を、
しましたよね。
そしてその都度、
上記4つを修正してたと思います。
時間にして3分も掛かりませんでしたよね。
ですから、
それだけのことなのです。
あなたが普段の編集中に行っている、
VEGASの初期化をした場合の、
設定手直しと全く同じ手間なのです!
情報を入手することは、
とても大事なことです。
しかしながら、
情報を入手した後には、
必ず情報の質を、
ご確認されることをオススメします。
4Kカメラ1台の撮影で、
マルチカメラ編集をしている場合に、
build636はとても効果的です。
貴方は一人で、
コンサートの撮影に出掛けました。
使用するカメラは1台の4Kカメラです。
カメラが1台しかないので、
ステージ全体が入る画角(下図参照)で、
撮影しました。
ステージ全体を「引き」で取っています。(4K撮影)
4Kで撮影しましたが、
これをなんちゃってマルチカメラのように編集し、
フルHD画質の作品を作ろうと考えました。
4K撮影していると、
なんちゃってマルチカメラ編集が出来ます!
VEGASの編集で、
上図の材料を複数のトラックにコピーし、
Fの四角を使って解像度をフルHD(1920×1080)にしました。
すると、
基本となる「引き」の映像から、
以下の3つのアップ映像を作ることが出来ます。
これら3つの画は、1920×1080(フルHD)です。
ステージ上の演奏者が3人ですので、
全体の引きと演奏者3人アップの、
4つの画角を使った編集が出来るのです。
ということは、
この場合には、4つのトラックを使っています。
貴方は調子よく編集を進めました。
ほどなく完成間近というときに、
色を調整したい衝動に駆られました!
なんちゃってマルチカメラ編集での、
色調整はどうするのか?
この場合の基本操作は、
4つのトラックを使っているのですから、
一つのトラックで使っている材料の色を調整し、
それを基準にして、
他の3つのトラックに載っている材料の、
色を揃えることになります。
色の調整と行ったら、
なんといってもカラーグレーディングパネルです!
VEGAS Pro18のカラーグレーディングパネルと、
VEGAS Pro19のカラーグレーディングパネルとでは、
見た目は似ているのですが、
操作性や使いやすさは大違いです。
そして、
カラーグレーディングパネルが使える対象にも、
build636とbuild550では、
大きな違いがあるのです。
BUILD636は、
材料置き場の材料に対して、
カラーグレーディングパネルを使える!
build550までは、
材料置き場の材料、
即ち「メディア(メディアFx)」は、
対象外だったのですが、
build636では、
材料置き場の材料にも、
カラーグレーディングパネルが、
使えるようになったのです。
ということは、
今回のような場合において、
4つのトラックに乗っている材料は
全て同じ材料ですから、
基本となる材料、
即ち材料置き場の材料に対して、
色調整をすれば、
4つのトラックの材料を、
同時に色調整できてしまうのです。
とても便利です。
このような事があるので、
VEGAS Pro19をお使いでしたら、
build636を使わない手はないのです。
まとめ
ネット上の情報は、
玉石混淆です。
そしてとっても困るのは、
言っていることは正しいのだけれど、
貴方にとっては効果的ではない情報が、
含まれているということです。
充分にお気を付け下さい。
長くなりましたね。
今回はここまでとします。
お疲れ様でした。
山梨のイイダ拝
VEGAS Proのソースネクスト公式の講師の「山梨の飯田」こと飯田和佳と申します。
約15年に渡ってソニーブランドの頃からVEGAS Proでの動画編集の講師に携わっております。
お気軽にご相談ください。もちろん内容によっては有料ですが。。。
ご興味ある方はパーソナルレッスンもご好評いただいておりますので
お問い合わせ下さい。
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