こんにちは、
イイダです。

前回の記事で、
材料をまな板に載せたら、
横に伸びる映像に、
なってしまったお話をしました。

考えられる大きな理由は、

ファイル作成時のミスが、
考えられるのではないかという、
お話しでしたね。

だから、
VEGAS Proがおかしいのでは無くて、
材料を疑ってみるというものです。

このときのポイントが、
ピクセルアスペクト比でした。

これを簡単に調べる方法を、
記しておきます。

 

ピクセルアスペクト比とは、
何のこと?と思われる方は、
前回の記事をご確認下さい。

その496
材料をまな板に載せたら横に伸びている・・・とは?
https://vegas.blog.ss-blog.jp/2021-10-12

貴方がVEGAS Proで編集するとき、
そこに組み合わせて使っているソフトは、

SONY製の、
Playmemories Homeが
多いのではないでしょうか?

サブフォルダも含めて、
登録したフォルダ内の、
動画・静止画をカレンダー表示してくれる
PlayMemories Homeは、
材料選びには最適です。

無料で使えるところも、
有り難いです。

しかしながら、
6つの惜しいところがあります。


動画・静止画共に
プレビューが重い。


s-logファイルが、
S-Logファイルだと明示されない


ピクセルアスペクト比が
表示されない


『.mov』ファイルを
カメラから取り込むことは出来るが、
カレンダー(プレビュー)にて、
サムネイル表示出来ない。


インストール後に(一度だけですが)、
SONY製カメラを接続しなければ、
AVCHDファイルが明示されない、
つまりサムネイル表示されない。


プログレッシブかインターレースか、
明示されない

否定的なことを記しましたが、
お使いのカメラはSONY製だけ、
記録時にはS-log撮影も、
HDR撮影もしない、

このような条件で、
編集をされているのであれば、
PlayMemories Homeだけの使用で、
OKです。

しかしながら、
使っているカメラはSONY製だけで無く、
他社のカメラも使っているし、

とくにiPhoneを使って、
動画撮影しているという方や、

インターレースの材料と、
プログレッシブの材料を、
混在して編集すると言う場合には、

材料を探すという点から見ると、
不便なのではと思います。

そこで、
PlayMemoriesに続く、
次なるビューワーソフトを
記しておきます。

SONY製の、
Catalyst Browse(カタリストブラウズ)
というソフトです。

もちろん無料で使えます。

このカタリストブラウズは、
PMHと較べて以下の特徴があります。

①プレビューがPlayMemoriesよりも軽い、

②S-logが明示される、

③ピクセルアスペクト比が表示される、

④『.mov』ファイルが表示される、

⑤インストール後にSONY製カメラを、
 接続しなくてもたいていはOK。
 但しファイルの種類によっては、
 SONY製カメラの登録を必要とされる、
 場合もあるようです。

⑥インターレースかプログレッシブか明示される

但し、
『.MTS』ファイルは表示出来ないようです。

入手先は以下になります。
https://www.sonycreativesoftware.com/jp/download/catalystbrowse

001.jpg

一例として、
1440×1080-60iのHDVファイル、
拡張子は『.m2t』を表示させてみます。

002.jpg

003.jpg

解像度が1440×1080-60i、
ファイル形式(フォーマット)がHDV、
インターレース、
ピクセルアスペクト比が1.333

という情報が読み取れます。

ちなみに、
「Upper Field First」というのが、
インターレースを意味します。

フィールド順序が、
「インターレースで上から」という事です。

次の例として、
1440×1080-60iのAVCHDファイル、
『.m2ts』を表示させてみます。

004.jpg

次の例として、
1920×1080-30pのiPhoneのファイル、
『.mov』ファイルを表示させてみます。

005.jpg

ちなみにですが、
現在表示させているフォルダに中には、
『.MTS』ファイルが含まれています。

残念ながら、
『.MTS』ファイルは表示されません。

次の例として、
3840×2160-30pの、
XAVC-Sファイルを表示させてみます。

006.jpg

ほとんどの人にとって
必要では無いかと思いますが、

ファイルのコーデックや、
ピクセルアスペクト比を、
無料で確認出来るソフトですので、

心当たりの方は、
お使いになっても宜しいのではと
思います。

くれぐれも言いますが、
今現在の編集で、
特にトラブルが起きていない、

PlayMemoriesを、
快適に使えているのであれば、
敢えて導入する必要はありませんので、
お気を付け下さい。

今回はここまでとします。

お疲れ様でした。
山梨のイイダ拝

 


山梨の飯田

VEGAS Proのソースネクスト公式の講師の「山梨の飯田」こと飯田和佳と申します。 約15年に渡ってソニーブランドの頃からVEGAS Proでの動画編集の講師に携わっております。 お気軽にご相談ください。もちろん内容によっては有料ですが。。。 ご興味ある方はパーソナルレッスンもご好評いただいておりますので お問い合わせ下さい。