こんにちは、飯田です。
ラーメンを食べるときに、
貴方は胡椒を使いますか?
胡椒を使う人をよ~く観察すると

ーロ、二ロ食べて、
味を確認してから胡椒をかける人と

そもそも食べ始める前に、
胡椒をかける人がいるようです。

このときに世間では、
最初の状態を味わってから、
自分の好みに合わせて調味料を追加するべきであり、

味を確認しないうちに
調味料を使うのは邪道で、
そのような人は味音痴なのだ・・・と言われているようです。

山梨のイイダも、
その通りだな~と思うのですが、
よくよく考えると、
どちらも『有り』なのではないかとも思うのです。

何故かというと、

どのような味付けがされているのかを、
確かめないうちにコショウをかけるのは、
とてもデンジャラスなことですよね。

だってこれで味のバランスが壊れてしまったら、
その人は不味いラーメンを食べることになるのですから!

ということは、
そのような人はラーメンを味わうにあたって、
スリルも同時に味わっているのだと思います。

スリルを味わいたいので、
味を確かめないうちに胡椒を振りかける、
なかなか凡人には出来ないチャレンジです。

やっている本人は、
さぞやゾクゾクしていることでしょう!

このように考えるならば、
人はそれぞれ自由ですから、
このような胡椒の振り掛け方もありだと思うのです。

ちなみに、
調味料を振りかけない状態とは、
調理人さんが『これが一番美味しい』と
考えて作っている状態ですよね。

したがって、
この状態のことをパソコン用語で言い換えると、
デフォルト(初期値)の状態と言います。

今日のお話は、
お料理をデフォルトの状態で食べても食べなくても、
それは個人の自由なのですが、

パソコンソフトについては、
必ず初期値(デフォルト)の状態で操作をして、
その結果をまずは見て下さいね。

その結果を踏まえて、
貴方が納得出来ないようでしたら、
パラメータ(変数)を変えてやってみてね!
というお話しです。

たとえば動画編集の初心者の方や、
巷の噂に影響を受けやすいと思われる方に多いのですが、

DVDやBDをDVD Architectで作成したら、
途中でフリーズして完成しないとか、

完成したディスクの映像が汚いぞ、
いったいどうなっているんだ、
という質問をいただくことがあります。

このときに、
どのような手順で作成したのかお尋ねすると、

より高画質のディスクを作りたいと考えたので、
最初から設定値(パラメータ)を変更して
ディスク作成をしたというのです。

まず最初にデフォルト値(初期値)の状態で作成せずに、
いきなり設定値(パラメータ)を変更して作成しているのです。

まことに恐ろしい!!

これは(先程のラーメンと胡椒の話で言えば)、
味を確かめずに胡椒を掛けていることと同じなのです。

賢明な貴方なら、
この意味がお解りになりますよね。

そもそもの基準がないのに、
パラメータ(変数)を変えて実施することは、
やるだけ無意味なのです。

貴方がDVDやBDの、
ディスクを作成したときに、
ノイズが乗ったり映像が綺麗ではなかったとします。

このとき、
かつてディスクを作成をしたことがあって、
その設定値はデフォルト値(初期値)で作成していた。

そして、
このときにはディスクが正常に作成されていたのであれば、
それこそが「上手くいっている基準」なのです。

だから、
この基準に照らし合わせて、

DVD Architectのどこかの設定値(パラメータ)を
変えたのではないかと、
上手く行かなかった原因を切り分けできるのです。

もしもDVD Architectの設定値を、
変更していないのでしたら、

今度はVegasでの書き出し設定を
なにか弄っていないかと考えていきます。

レンダリングのオプションで、
プリセット選んだ後で、
さらにそのプリセット値を変えていないか、
振り返ります。

さらには、
そのようなこともしていないでしたら、

Vegasでの編集画面では映像はどう映っているのか、

使っている材料の状態・性質はどうなのか
過剰なエフェクトが掛かっていないか、

Windowsの調子はどうだろうか?
DVDドライブやBDドライブ単体の調子はどうだろうかと、
原因を切り分ける手順を進めるのです。

言葉を変えてもう一度言います。

デフォルト状態での結果を手にしていないうちに、
パラメータを変更してしまったら、
そもそも基準がないので、

原因の切り分けようがないのです!

より高画質に!
という気持ちはよ~くわかります。

まずは、
初期値(デフォルト値)で実施するというアイデアを
覚えておいて下さいませ。

ちなみですが、

Movie Studioでのディスク作成のデフォルトとは、

『ムービーの作成』→
  →DVD若しくはBD』→
   →『メニュー付き』とすすみ、

そのままディスク作成した状態だと考えて下さい。

Movie Studioで上記手順で進めば、
DVD・DV作成に最適なファイル形式でレンダリングし、
そのファイルをDVD Architectにセットしてくれます。

つまりMovie Studioが
DVD・BD作成用の適切なファイルを作成してくれるので、
レンダリングのファイルの種類を間違えることがありません。

お疲れ様でした。
今回はここまでとします。

山梨の飯田拝

追伸1:
ソニーストア様で行っている
イイダのワークショプ日程が決まりましたので、
事前にお伝えしておきます。

なお、
このワークショップは参加無料です。

ワークショップの1部の終了から、
2部の開始までの時間は
質疑応答の時間としています。

普段のVegas編集で、
疑問に思っていることや、
ご質問がありましたら、
その場でお答えしています。

ご興味のある方は、
ご質問を携えて、
ワークショップにお越し下さいませ。

【10月ワークショップ】

10月27日(土):ソニーストア名古屋様
第1部:13:30~14:30
第2部:15:30~16:30


10月28日(日):ソニーストア大阪様
第1部:11:10~12:10
第2部:12:30~13:30

内容はソニーストア名古屋様・大阪様共に
同じ内容です。

第1部:Vegas Proを使った動画編集入門
第2部:Vegas Proによる動画編集応用編
    マルチ編集機能の使い方とそマルチ編集後の修正方法について

ワークショップの定数は、
ソニーストア名古屋様が10席、
ソニーストア大阪様が15席となります。

ご予約無しでも聴講いただけますが、
満席の場合には立ち見となります。

先月の名古屋ワークショップでは、
事前のお申し込み人数が、
1部:2名、2部4名だったのですが、

実際に開始時間になりましたら、
1部・2部共にご用意した椅子は全て埋まり、
更には立ち見でご聴講いただきました。

そこで出来ることであれば、
事前にワークショップのお申し込みをお勧めいたします。

事前にお席を確保することが出来るからです。

10月27日(土)の
ソニーストア名古屋様・イベント告知ページ
https://www.sony.jp/store/retail/nagoya/index.html

10月27日(土)の名古屋ワークショップお申し込みページ
1部:https://bit.ly/2Ixp8dk
2部:https://bit.ly/2zLHYL3

ソニーストア大阪様・イベント告知ページ
https://www.sony.jp/store/retail/osaka/index.html

10月28日(日)の大阪ワークショップお申し込みページ
1部:https://bit.ly/2BlMvBx
2部:https://bit.ly/2N7Pza1

【11月ワークショップ】
11月24日(土):ソニーストア名古屋様
第1部:13:30~14:30
第2部:15:30~16:30

11月25日(日):ソニーストア大阪様
第1部:11:10~12:10
第2部:12:30~13:30

【12月ワークショップ】
12月22日(土):ソニーストア名古屋様
第1部:13:30~14:30
第2部:15:30~16:30

12月23日(日):ソニーストア大阪様
第1部:11:10~12:10
第2部:12:30~13:30

11月と12月のワークショップ内容は、
名古屋・大阪共に同一内容となり、
1部はVegas Proによる動画編集入門編、
2部はVegas Proによる動画編集応用編です。

11月と12月の動画編集応用編の内容ですが、
下記の幾つかのテーマを考えています。

1,『音の収録』と『音の編集方法』について
2,s-Log撮影の方法とs-Log編集の手順について
3,色の調整方法(カラーコレクション)について
4,Vegas Pro16に搭載されたモーショントラッキングについて
5,ディスク作成しないのにオーサリングソフトを使う理由とは
6,今後に考えついたテーマなどetc

応用編の内容は、
拙ブログのワークショップ開催案内にて
お知らせいたします。


山梨の飯田

VEGAS Proのソースネクスト公式の講師の「山梨の飯田」こと飯田和佳と申します。 約15年に渡ってソニーブランドの頃からVEGAS Proでの動画編集の講師に携わっております。 お気軽にご相談ください。もちろん内容によっては有料ですが。。。 ご興味ある方はパーソナルレッスンもご好評いただいておりますので お問い合わせ下さい。