こんにちは、イイダです。

VEGAS Proの最新バージョンが発表されました。
今までのバージョンがVEAGS Pro23でしたが、今回のバージョンはVEGAS Pro2026となります。名称が変った理由は、開発元が代ったからです。新しい開発元はBorisFx社となります。

 

分りやすく表現すれば、VEGAS Proが(Magix社から)BorisFx社に権利譲渡(買収)されたことによります。
これはとてもグッドニュースです!

何故にグッドニュースなのかは後述します。

 

VEGAS Pro2026

 

編集ソフトの最近の流行りはAI機能の搭載ですが・・・。

AIの進化には目を見張るものがありますが、動画編集ソフトにおけるAI機能は如何なものでしょうか?まだ発達途中のような気がします。

発達途中と言うことはどのような意味かと言いますと、搭載されているAI機能を使ったらその完成度が不十分だった。完成度を高めるためにそのAI機能をいじくり回したけれど、納得出来る出来映えでは無かった。結果として、AI機能を使わずに編集した方が早かった・・・ということです。

もちろんVEGAS ProにもAI機能は搭載されていますし、バージョンが上がる毎に精度も上がってはいます。しかしながら、敢えてAI機能を使って便利になったなと思えるのは、マルチカメラ編集における「音の同期」の精度が格段に良くなったと感じる程度です。

 

動画編集の基本は「切った・貼った」

それを考えると、動画編集の基本は「切った・貼った」であり、編集作業の大部分がこの作業ですから、動画編集ソフトを鑑みた場合に、この「切った・貼った」の操作性が優れていることがポイントになります。

「切った・貼った」操作において、VEGAS Proの右に出る編集ソフトはありません。

アフターエフェクトやフォトショップとの連携においてはアドビ・プレミア、色調整においてはダビンチリゾルブなどと、名だたるソフトはありますが、動画編集の基本操作である「切った・貼った」、すなわち動画編集作業の約70%~80%を占める「切った・貼った」作業において、VEGAS Proは追随を許しません。

 

各ソフトの出自の違いが操作性の違い

アドビ・プレミアやダビンチリゾルブは、元々がアナログ編集専用機からの出発です。アナログ編集専用機ですから、その機材には編集操作に便利なように専用キーが作られています。しかしながらPCのキーボードはそもそもキーの数が決まっていますね。だからアドビ・プレミアやダビンチリゾルブはアナログ専用機の専用キーをキーボードショートカットに割り当てざるをえないのです。

 

VEGAS ProはWindows専用の動画編集アプリであり、その操作体系はマウス有りきで考えられています。これは極端な表現ですが、Windowsの基本操作(クリック・右クリック・ドラッグ)のみで編集できてしまうことを意味しています。

 

ウィンドウズ・パソコンを使うためには、「クリック・右クリック・ドラッグ」と、「Deletキー」と、「半角/全角キー」を覚えることは必須です。ということは、ウィンドウズ・パソコンを使う御仁は、動画編集をするかしないかにかかわらず、絶対に「クリック・右クリック・ドラッグ」と、「Deletキー」と、「半角/全角キー」を理解されているということになります。

 

VEGAS Proは、「クリック・右クリック・ドラッグ」と、「Deletキー」と、「半角/全角キー」操作だけで、材料(静止画・動画・音・文字)の取込み、切った貼ったの編集、BGMの追加、テロップの挿入、映像切り替え効果(トランジション)、映像の視覚効果(ビデオFx)、画角の変更効果(イベントのパン・クロップやいわゆるピクチャー・イン・ピクチャー等)、時間の調味料であるキーフレームといったことが全て出来てしまいます。

 

つまり、VEGAS Proにおいては、ウィンドウズ・パソコンを使うための必須知識である「クリック・右クリック・ドラッグ」と、「Deletキー」と、「半角/全角キー」さえお解りになるのであれば、

 

あとはVEGAS Proの骨格構造さえ理解してしまえば、動画編集初心者の方はもちろんのこと、パソコン初心者の方でさえも、サクッと、しかもセンスの良い動画作品を完成することが出来るのです。

 

アドビ・プレミアやダビンチリゾルブのように、最低でもまず最初に20個くらいのショートカットキーを覚えなければ、編集に取りかかれないということはないのです。

 

映像業界で仕事をしていくのであれば、現在ではアドビ・プレミアとアフターエフェクトの組み合わせでしょうし、映像業界であっても専門スキルで突出したい、他者との違いを身につけたいというのであれば(色を調整するカラリストを目標とした)ダビンチリゾルブかと思います。

 

しかしながら、上記の2つは学習曲線が低いです。ですから、一通りの作品を仕上げることが出来るようになるまでには苦学時代が続きますので、それでも頑張るぞと言う方はどうぞ頑張って下さいませ。

 

また、ダビンチリゾルブの場合には、そのソフトの特徴が色調整(カラーコレクション、カラーグレーディング)となります。ビデオスコープを使うと色の状態を客観的に把握することが出来ます。しかしながら、ここの色味はちょっと違うので調整したいと言うときには、その基準はあなたの目になります。つまりモニターの色味をみてあなたが判断するわけです。

 

すると、正確な色表現できるモニターが必要となってきます。一般的に言うと「キャリブレーション出来るモニター」が必要になります。動画編集するときのモニターの最適解は32インチの4Kモニタや、35インチくらいの5Kモニタが編集しやすいサイズとなります。このサイズでキャリブレーション出来て、HDR規格の付いているモニターは25万円前後します。

 

ダビンチリゾルブをお使いになるのでしたら、色調整を編集作業の中に含めないと(せっかく動画編集をされるのですから)もったいないと思います。

 

更に言えば、色調整に拘ると、動画の材料の種類にも拘る必要が出てきます。どのような意味かと言いますと、普通のカメラやハンディカムは収録時のデータの扱いが8bitです。この8bitデータは、カメラ撮影時においてカメラ内で着色されます。ですから、いわゆる普通のカメラで普通に撮影した動画データは、カメラ内部で色が付けられているので、PCに取りだしたらすぐに色が付いている状態で映るのです。

色調整に拘る場合、カメラで撮影するときにカメラ内で着色をせず、動画編集ソフトで着色をしたいと考えます。そこで「s-log」とか「Apple ProRes」というコーデックが登場します。このコーデックは、カメラ内で動画データを記録するとき、着色をしない代わりにその余力を光のデータ収集量を多くすることに割り当てます。動画素材の光のデータ量が多いので、編集ソフトで色調整をするとき色の破綻が出にくくなるのです。

 

8bit記録の「s-log」というlog記録方式もあれば、より情報量が多くなる10bit記録の「s-log」などのlog記録方式もあります。

 

いわゆる普通の撮影で何も考えずに撮影された(カメラ内で着色された)動画データよりも、8bitのlog撮影された動画データの方が編集ソフトでの色調整においての自由度(操作範囲)が広がりますし、より上を目指すのであれば、10bitのlog撮影された動画データの方が、更に調整の自由度は上がります。

動画素材のデータ量が少ないと、色調整を行ったときにバンディング(色の階調が滑らかでは無くて、階段状に色むらがでてしまうこと)が起きやすくなるのです。

それでは、log撮影できるカメラを・・・、10bit記録出来るカメラを・・・、と考えたとき、それらのカメラはもちろんミラーレスカメラになりますが、本体だけで安くても25万円前後の価格になります(中古を探せばもう少し安くなるとは思いますが)。ミラーレスカメラ本体だけでは撮影でないのでレンズが必要です。このように考えるといったい幾ら必要になるのでしょうか?

 

動画編集を生業としたい方にとって、その業務単価を上げる方法は「ダビンチディゾルブで色調整が出来るスキル」ということになるかと思います。しかしながら、上述したようにしかるべきモニタなりカメラなり、もちろん高性能なPCが必須となります。パソコンでの色調整には、パソコンのしかるべき搭載メモリ量とグラフィックボードのしかるべき搭載メモリ量が必要になるからです。色調整時においてはもちろんのこと、単なる切った貼っただけの基本的な編集作業でさえ、PCとグラフィックボードの搭載メモリ量が足りないと編集ソフトがフリーズするかPCがフリーズします。

 

色調整には2種類あります。

動画編集ソフトにおいて色調整とは2種類あります。カラーコレクションとカラーグレーディングです。別の言葉で言えば、カラーコレクションとはプライマリカラー(コレクション)とも呼ばれる映像効果で、画全体の色調を整える(ホワイトバランスを調整したり、色かぶりを調整したり、明るさを調整したりする)ことです。これが色調整の基本作業となります。

 

上記の色調整(カラーコレクション)を行ったうえで、部分的な色調整を行うのがカラーグレーディング(別名でセカンダリーカラーコレクションとも呼ばれます)です。

たいていの場合には、画全体の色調整を行うカラーコレクションが適切に出来れば、もうそれだけで色調整は充分なくらいに出来上がっています。私たちのような趣味で動画編集をしているお仲間にとってはここまでで充分だと感じます。

 

報酬をいただくのと引き換えに動画編集をするのであれば、より細かいところの調整に気を配ることが他業者様との差別化になるのでカラーグレーディングは必要になるかと思いますが、如何なものでそうか?

VEGAS Proに搭載されているカラーグレーディングパネル(編集画面)は、実際のところ、ダビンチディゾルブのカラーグレーディングパネル(編集画面)とそっくりで、その動きもほとんど(8割方)同じです。

 

VEGAS Proとダビンチリゾルブのカラーグレーディングパネルの大きな違いは、カラーグレーディング(別名でセカンダリーカラーコレクション)をしようとしたときの、範囲を選択するときの容易さが異なるのです。(後実に追記します)

 

 

 

 

繰り返しになりますが、ウィンドウズパソコンでヤフー検索ができる方であれば、動画編集において、VEGAS Proをお使いになれば、もうそれだけで脱初心者なのです。ポイントは、VEGAS Proの骨格構造を知ること・理解することです。

骨格構造を知るには、ソースネクスト社様から発売されている「60分解説シリーズ」を繰り返しご視聴ください。

60分でわかるVEGAS

 

意味の無い丸暗記をするのと、事柄を理解するのではどちらが楽で記憶に残るでしょうか?
賢明なあなたであれば「丸暗記よりも理解すること」ということがお解りかと思います。

 

VEGAS Proのバージョンアップとは何であったのか?

VEGAS Proの編集操作方法は変りませんが、VEGAS Proはバージョンを重ねる毎に、その動作安定性と操作フィーリングを向上させてきました。基本操作の操作感・フィーリングが洗練されてきたのです。

 

自動車で例えるならば、剛性感のアップです。以前から乗り心地が良かったけれど、この新型車は更に剛性感が高くなったな!という感じです。
この部分は実際に試乗してみないことには分りません。VEGAS Proも同じです。操作方法は変りません。でもバージョンアップする度に、その操作感やレスポンスや編集操作の気持ちよさが向上してきたのです。

 

VEGAS Pro2026

 

良い映像作品とはシンプルな作品です!

素晴らしい映像作品にはシンプルな作品が多いです。古い時代の名作と言われる作品を観るとよく分ります。当時の作品には(今流行りのような)トランジションはありません。「カット・イン・カット」です。つまり画を繋いでいるだけです。最初の画、二つ目の画、三つ目の画・・・というように画を繋げているのですが、一つのポイントは、どのような画角の画をどのくらいの長さで繋げるのかというところにあります。

 

そのように考えると、動画の編集作業のほとんどは「切った・貼った」という作業なのです。

 

VEGAS Proはその「切った・貼った」という作業を洗練させてきました。ですので、アドビ・プレミアやダビンチリゾルブをお使いの方が一度でもVEGAS Proを使ってしまうと、VEGAS Proに夢中になってしまいます。

 

VEGAS Pro以外のソフトでは、作品の構成を考えながら、ソフトの使い方も考える必要があります。しかしながら、VEGAS Proでは編集作業のほとんどを、作品の構成を考えることに向けられるからです。なぜならば、「クリック・右クリック・ドラッグ」と、「Deletキー」と、「半角/全角キー」操作だけで「切った・貼った」はもちろん出来てしまいますし、VEGAS Proの骨格構成が分っていれば、このような映像効果を作りたいというとき、これとあれを組み合わせれば良いんじゃね!・・・というところから、それが出来てしまうのです。

 

VEGAS ProはBorisFx社に買収されましたが・・・ご安心を!

今までのVEGAS ProはVEGAS Pro23(MAGIX社)でした。今回発売されたのは、VEGAS Pro2026(BorisFx社)です。VEGAS ProはMAGIX社による開発になり、VEGAS Pro2026はBorisFx社による開発となります。

BorisFx社なんて聞いたことがないよ~というのがあなたのご感想かと思います。ところがどっこい、映像政策関係者の間では超有名な会社です。

 

 

 

 

 

 


山梨の飯田

VEGAS Proのソースネクスト公式の講師の「山梨の飯田」こと飯田和佳と申します。 約15年に渡ってソニーブランドの頃からVEGAS Proでの動画編集の講師に携わっております。 お気軽にご相談ください。もちろん内容によっては有料ですが。。。 ご興味ある方はパーソナルレッスンもご好評いただいておりますので お問い合わせ下さい。

<<

0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です