その491　貴方のVEGAS編集が爆速にならない理由・その4

ここ幾つかの記事で、
まな板（タイムライン）の
縮尺に関するTipsを記しています。

ところで、
ユニークなご意見を頂戴しました。

「VEGASが爆速」というタイトルなので、
レンダリングが早くなる記事だと思ったら、
そうではないでは無いか！
イイダは嘘つきだ！

と言うご意見です。

人は、
自分の見たいようにものを見て、

人は、
自分の聞きたいように音を聞いて、

人は、
自分の思いたいように事柄を考える

このようなご意見を頂戴して、
へえ～そうなんだと、
改めて納得しているイイダです。

タイトルをよく御覧いただくと、
お分かりかと思いますが、

『VEGASが爆速』ではなくて、
『VEGAS編集が爆速』ですよね。

動画編集がある程度進んできたとき、
普通の感覚の方でしたら、
そこから更にブラシュアップをします。

ブラッシュアップをするときは、
その該当部分を探し出します。

そして、
その部分に手を加えやすいように、
まな板の縮尺を変更します。

編集経験が少ない方や、
VEGASの機能をご存じない方は、

まな板の縮尺を、
上手く変更出来ないので、
時間が掛かるのです。

同じ操作をするのでも、
編集画面の見やすさが、
編集効率に直結することは、
どなたが考えてもお分かりかと思います。

動画編集に関する記事を見て、
早い・遅い・爆速等の文字を見つけたら、
勝手にレンダリングだと、
結びつけてしまうのは早とちりですね。

イイダもこのようなことが、
たま～にあって、
自分の勘違いに気付いて、
大笑いしています。

注意深く物事を見るのは、
大事であります。

さて、
本題に入ります。

まな板（横方向）の縮尺を変更するには、
今までお話しした以外に、
もう一つあります。

デリケートな操作をする場合には、
今回の方法がオススメです。

下図を御覧下さい。

まな板の下部にある、
赤線で囲った部分に着目します。

この部分は、
2つの機能を持っていて、

まな板の表示されている位置と、
そのときの縮尺率を表しています。

赤枠部分の長さが、

長いときは、
拡大率が小さくなり、
全体が俯瞰できます。

短いときは、
拡大率が大きくなります。

そして、
拡大率がどのようであっても、
赤枠で囲った部分をドラッグすれば、
まな板の位置を移動することが出来ます。

ここまでは、
当たり前の事なのですが、
今回の本題は、
ここではありません。

赤枠で囲ったルーラーの、
端にカーソルを移動すると、
『両矢印マーク』に変ります。

この『両矢印マーク』こそが、
ポイントなのです。

この『両矢印マーク』は、
ドラッグすることで、
長さを変更出来ます。

長さが変更出来るということは、
まな板の縮尺率を、
変更出来るということです。

まな板の拡大縮小は、
VEGASでの編集スピードを、
大きく左右します。

覚えておいて、
損は無いかと思います。