その487　なかなか良いぞ！VEGAS Pro19・・・調整トラック・その6

一つの調整トラックに、
複数のビデオFxを掛けておいて、
個々のビデオFxのキーフレームで、
操作するというものでした。

このときに、
キーフレームでの操作は、
めんどうだな～、

もっと簡易な方法はないの？
という方がいらっしゃるかと思います。

今回はそのような方の為の
二つ目のアイデアです。

それは、
調整トラックを複数使うというものです。

貴方は四画面分割を作りました。

更にリニアブラーを掛けて、
時間が進むに従って、
映像をクッキリと映すことです。

貴方はモノクロを使うにあたって、
調整トラックを使おうと考えました。

トラック（まな板）の、
何もないところで右クリックし、
「調整トラックの挿入」をクリックします。

調整トラックが挿入されました。

この調整トラックに、
「モノクロ」を適用します。

分割された四画面の全てに、
「モノクロ」が適用されています。

ちなみに、
このモノクロの適用量を変化させるには、
モノクロのキーフレームを使うのでは無くて、

トラックに表示されている、
エンベロープを使うのが便利です。

さあ、
次に行きますね。

ここまで進んだ貴方は、
この映像に更に、
「リニアブラー」を適用したいのです。

そこで、
調整トラックを追加します。

まな板の何もないところで右クリックし、
「調整トラックの挿入」をクリックします。

二つ目の調整トラックが
追加されました。

追加された二つ目の調整トラックに対し、
「リニアブラー」を適用します。

このときのポイントですが、
「リニアブラー」をドラッグする場所は、
「調整トラック2」であれば、
どの位置でも構いません。

調整トラック2の左端・トラックヘッダーでも、
トラックヘッダー以外でも構いません。

該当する調整トラックの
いずれかの場所にドラッグすればOKです。

モノクロ且つ、
リニアブラーの掛かった、
映像が出来ました。

リニアブラーの掛かり具合も、
リニアブラーの、
キーフレームを使うこと無く、

調整トラック2にある、
エンベロープで調整できます。

【イイダの公式】
キーフレームとは時間の調味料です

VEGAS Proのキーフレームは、
その概念さえ理解出来れば、
とても使いやすいです。

動画編集ソフトの中で、
一番使いやすいキーフレームと、
言えるでしょう。

ですので、
貴方がビデオFxを使うとき、
そのビデオFxのコントロールに、
調整トラックを使うのも一手です。

とても便利ですので、
VEGAS Pro19をお持ちの方は、
ぜひ積極的にお使い下さい。

同じ結果を創るのに、
もちろん創り出す結果にもよりますが、

キーフレームを作成するよりも、
調整トラックの方が、
時間短縮出来ることが多いかと思います。

長くなりましたので、
今回はここまでとします。

お疲れ様でした。

山梨のイイダ拝

追伸：

調整トラックについて、
現時点での解説は今回で一区切りです。

そこで、
過去記事をまとめておきました。