その483　なかなか良いぞ！VEGAS Pro19・・・調整トラック・その4

VEGAS 19シリーズの、
調整トラックをお使いになった方は、
その便利さに、
驚かれているのではないでしょうか？

貴方の編集では、
もしかしたら調整トラックを、
使わないかもしれません。

今はそうであっても、
将来は必ずお使いになると思います。

なぜならば、
貴方は拙ブログを、
お読みになっているからです。

拙ブログの個々の記事は点です。
しかしながら、
読み続けられる事によって、

そして、
過去記事を繰り返し、
精読されることによって、

どこかのタイミングで、
個々の点が線に繋がります。

このときに、
貴方のスキルは格段にあがります。

貴方のスキルが、
格段に上がったとき、
必ず調整トラックを使うようになります。

そのときを楽しみに、
VEGAS Proで編集を続けていって下さい。

今回は、
調整トラックの追加情報を、
記しておきます。

調整トラックに適用する、
ビデオFxが一種類だけでしたら、
話しは簡単なのですが、

調整トラックを使いつつ、
複数のビデオFxを使いたい場合の、
アイデアを記しておきます。

この様な場合のアイデアは、
2つ考えられます。

今回は、
一つ目のアイデをお話しします。

それは一つの調整トラックに、
複数のビデオFxを適用し、
各々のビデオFxのキーフレームを活用する、
と言うものです。

下図は四画面分割の映像です。

この映像に、
調整トラックを使って、
そこにビデオFx・モノクロを適用してあります。

時間の経過に従って、
モノクロの適用量を変化させるには、
調整トラックのエンベロープを使って、
変化させれば簡単ですね。

ところで、
モノクロに加えて、
更に調味料を追加したいとしたら、
どうでしょうか？

ここでは、
最初はぼやけていて、
徐々に映像がはっきりする効果の、
リニアブラーを追加します。

モノクロ＋リニアブラーが、
追加されました。

ところで、
調整トラックを使うときには、
必ず設定しておくべき操作があります。

それは、
調整トラックに、
『Fxマーク』を表示しておくことです。

『Fxマーク』を表示させる方法は、
以下になります。

『トラックFx』にチェックを入れて、
『OK』をクリックします。

調整トラックを使う場合には、
トラックの左端部分（トラックヘッダー）に、
『Fxマーク』が表示されていないと、
お話になりませんね。

ですので、
必ず表示させておいて下さい。

さて、
話を戻します。

調整トラックに適用した、
調味料（ビデオFx）にアクセスするためには、
調整トラックの『Fxマーク』をクリックします。

調整トラックに適用された、
ビデオFxの設定画面が表示されました。

『モノクロ』と『リニアブラー』が
チェーンで繋がっていることが判ります。

下図の場合では、
『モノクロ』に色が付いているので、
モノクロの設定画面と言うことになります。

この画面で注目して欲しいのは、
モノクロのブレンド量の箇所に、
時計のマークが表示されていることです。

VEGAS Proでは、
『時計のマーク』は、
キーフレームのスイッチです。

ですから、
『時計のマーク』をクリックすると、
モノクロのキーフレーム設定画面が表示されます。

では、
この状態から、
設定画面を『リニアブラー』に、
切り替えます。

チェーンで、
『コンポジット』→『モノクロ』→
→『リニアブラー』と繋がっているところの、
『リニアブラー』をクリックします。

『リニアブラー』に切り替わりました。

このリニアブラーの画面をよく見ると、
アングルと量のところに、
キーフレームのスイッチがあります。

このスイッチをクリックします。

先に表示されていた、
モノクロのキーフレームの箇所に、
更にリニアブラーのキーフレームが
追加されました。

調整トラックが一つの場合で、
複数のビデオFxを適用する場合には、
個々のビデオFxにあるキーフレームを使って、
調整することが出来ます。

貴方の素晴らしい編集に、
どこかで役に立つかと思います。
頭の隅に入れておいて下さい。

お疲れ様でした。
今回はここまでとします。

山梨のイイダ拝

追伸：

調整トラックの解説記事を
まとめておきました。